涵義
1.特指中國戰國時代的魏.趙.韓.齊.楚.燕這六國之歷史
2.日本的奈良.平安時期朝廷編撰的六個國史書:<日本書紀><續日本紀><日本後紀><續日本後紀><日本文德天皇實錄><日本三代實錄>的總稱.
歷史
(りっこくし)六國史
官撰{かんせん}の6種の國史の総稱。奈良・平安時代に編纂{へんさん}された『日本書紀』『続日本紀{しよくにほんぎ}』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳{もんとく}天皇実録』『日本三代実録』がそれである。國史の編纂は古く、7世紀、聖徳太子のときに『天皇記』以下が完成したといわれるが、現在は伝わらない。天武{てんむ}朝(672~686)に史局が開設され、それが『日本書紀』となって720年(養老4)に完成した。以來、相次いで國史が編纂され、これによって神代から887年(仁和3)までの國史が殘された。いずれも中國の史書に倣った編年體の漢文の國史で、薨卒{こうそつ}の條には詳しい伝記をのせて、紀伝體を兼ねる。なかでも『文徳実録』『三代実録』は記述が豊富で、記事が正確である。これらすべてが古代史研究の根史料である。六國史以後もしばしば史局が開設され、官撰の國史の編述が計畫されたが、いずれも完成しなかった。→日本書紀 →続日本紀 →日本後紀 →続日本後紀 →日本文徳天皇実録 →日本三代実録 <林 乾彌>
【本】坂本太郎著『六國史』(1970・吉川弘文館)