內容介紹
失業中の學芸員のわたしに、金沢のホテルの仕事が舞い込んだ。伝說的女優にして作家の曾根繭子が最後の時を過ごし、自殺した場所。彼女のパトロンだったホテルの創業者は、繭子にまつわる膨大なコレクションを遺していた。その整理を進めるわたしは、彼の歪んだ情熱に狂気じみたものを感じていく。やがて起こる數々の怪異。繭子の呪い?それとも…。長編ホラー。
作者介紹
東京生まれ。立教大學文學部史學科卒業。1991年、連作短編集『ぼくのミステリな日常』でデビュー、新人離れした力量で注目を浴びる。以降、青春ミステリーから歴史ミステリー、コージー・ミステリー、ホラーまでジャンルを問わず、多彩な作品を次々に発表(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)