東アジア書志學への招待

內容介紹

各界の専門家による書誌學についての連続講座を全二巻にまとめる。第二巻は、満文文獻、韓國?朝鮮の版本、日本の古活字本、ヴェトナムのハンノム本、仏書?儒書、白話小説の版本などについての論考及び一巻、二巻を通した人名?書名?事項索引を収める。

作品目錄

序章 東アジアへの一視角(漢籍を學ぶということ-文明のアウラ)
第1章 書籍の調査と鑑定(明清時代の稿本?寫本と校本の鑑定について
中國古籍版本學新探-版下作成から試印まで
和刻本漢籍の多様性
漢籍の版本調査と鑑定について-その常識と非常識)
第2章 海を渡った書籍-書物流動史(中國、日本、台灣、アメリカ所在の宋、元版漢籍の概況
清代における日本への漢籍輸出に関する基礎的研究
古籍流通の文化史
近代における日中間の古典籍の移動について
図書館では漢籍はどのように収集されたか-國立國會図書館の場合)
第3章 學習院大學コレクションの世界(舊學習院所蔵漢籍について
蔵書印から見た學習院大學所蔵漢籍
書と人-學習院大學所蔵『焚書』『続焚書』『李氏文集』
書籍と文物がつなぐ日本と東アジアの近代-學習院大學コレクションから)
[付録]舊學習院所蔵書展示一覧(附?「亀田記念図書」漢籍一覧))
第4章 東アジアの文獻-朝鮮本?満洲語文獻?越南本?和刻本(清代満洲語文獻の特徴と重要性
朝鮮本の世界
ヴェトナムにおける漢喃本の研究と収集の現狀
慶長年間における古活字版刊行の諸問題)
第5章 研究のための書誌學-思想?文學?歴史?地理(明代『三國志演義』テキストの特徴-中國國家図書館蔵二種の湯賓尹本『三國志伝』を例として
白話小説?戱曲版本の分化と特徴
陽明學研究における文獻學の意義-『王文成公全書』所収の「年譜」への挑戦
書誌學からみた仏書と儒書
中國地方文獻の交際術-地方志、判牘、筆記
イエズス會の極東関係史料-「大発見の時代」とその後
ミル『自由論』における"indivisuality"概念の日本と中國への導入について-中村正直『自由之理』と厳復『群己権界論』の場合)

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