角色簡介
阿部ハツ -満島ひかり
口減らしのために満州に嫁に送られた女性。結婚相手の速男の無口に傷つくが、やがて兄弟を呼び寄せることを許してもらい、開拓者の妻として強く生きるようになる。
阿部史郎 -石田卓也
ハツの末弟。いじめられっ子で姉のハツに助けてもらっているような少年だった。しかし、千振からの脫出をリードする役目を擔うようになってから成長する。
阿部金次 -綾野剛
ハツの長弟。開拓民を守る関東軍に志願して入隊する。しかし、憲兵隊に入った彼は、その理想とは全く反する行為に手を染めることとなる。そして、戦後、新中國にその行為を裁かれることとなり、罪を認めた後、不起訴となって帰國する。
阿部富枝 -山下リオ
ハツの妹。看護婦になり診療所で勤務。ソビエト軍の侵攻を経て、共產黨軍に留用され、國共內戦では共產黨軍と共に戦場を行軍した。共產黨軍の若者と戀に落ち、終戦後も新中國に殘ることを決意した。最終話で國交正常化により一時帰國してハツらと再會する。
淺野速男 -新井浩文
ハツの夫。口數が少なくぶっきらぼう。口癖は「まぁいい」。開拓民の強制一斉徴用で対ソ戦に參加し、シベリア抑留となり、還らぬ人となった。
木戸浦進作 -小林且彌
速男の友人。ハーモニカが特技。強制一斉徴用されるが脫走する。千振に帰り著いたが、そこでは既に進退窮まった女子供たちが集団自決した後だった。中國人に捕まって炭鉱労働をさせられ、事故に遭って片足を引きずるようになってしまう。それでも、帰國を果たすのだが、その時には妻のチエは兄の薦めで別の男と再婚していた。
木戸浦チエ -徳永えり
強制一斉徴用で夫の進作がいなくなった後、息子の孝志を連れて千振からの逃避行に。しかし、食物もままならぬ逃避行の中で親切な中國人家族に孝志を托して殘すことに。帰國後、進作の帰りを待とうとするが兄の強い薦めで再婚。帰ってきた進作と苦い再會を果たす。
今野力 -金井勇太
梅子の夫。絵を描くのが上手く、シベリア抑留時にソビエト軍將校の肖像畫を描いて褒美に卵を一つ恵んでもらったりする。そのことで強制労働で死んだ速男に後ろめたさを感じていたが、ハツに告白して許される。
今野梅子 -蘆名星
ハツと共に千振に集団嫁入りしたが、その開拓地の現実に帰りたいと泣き暮らす。しかし、力の「帰るところなんかない」との言葉に納得したのか、やがて開拓者の妻らしくなる。
庄司盛光 -平岳大
速男らと共にシベリア抑留に。帰國して新開拓地に加わる。殘留孤児の一時帰國で鶴子の髪飾りを持參した息子の盛英と再會を果たす。
庄司鶴子 -前田愛
盛光の自慢の嫁。千振に一緒に集団嫁入りした仲間で最初に出產し、ハツの產婆の初仕事となった。最後まで千振に殘り、娘のさくらと共に服毒して集団自決して果てるが、息子の盛英には毒を飲ませることができなかった。
恵子 -佐津川愛美
逃避行の途中で次女の恵子を失ったハツが出會った一人で逃げていた少女。ハツに一緒にいていいと言われて一緒に日本に帰國し、日本での開拓でも一緒に生活する。最終話では史郎と結ばれる。
徐栄慶 -裵ジョンミョン
坂本重蔵 -木下ほうか
金次の上司の憲兵隊の軍曹。金次らに抗日ゲリラの嫌疑で拘束した中國人の拷問による尋問を命じた。
王春岐 -石田法嗣
千振の小作の息子。史郎の友人。しかし、日中戦爭の進展に伴い、千振はもともと自分たちの土地だと言う主張を繰り返すようになったが、それでも史郎のことを友人と呼び続ける。
遠藤正治 -山中崇
吉崎千秋 -二階堂智
宗の後を受けて千振の開拓民をまとめた指導者。帰國後、それぞれの実家で厄介者扱いされる開拓者たちをまとめて國有地の払い下げを受けた新開拓地を拓くことを決意する。最終話では、請われてパラグアイに赴き、第3の開拓に向う。
吉崎順子 -田中美里
千秋の妻。千振の開拓地からの脫出に當って最後の列車を、まだ殘っている人がいるからと引き留めようとするが、もう無理だと言われ無理矢理に乗せられて脫出。後に再會した時に、この時のことを梅子に責められるが、ハツが「もういい」と諭す。
大野清助 -田中哲司
富枝の勤める診療所の醫師。共產黨の留用者志願募集に當っては自分が行くから富枝は帰國しろと言うが結局、富枝も共に。前線の診療所勤務から、富枝をより安全と思われる司令部勤務へと推薦して異動させる。
早坂吾平 -大地康雄
千振の先輩開拓民。千振からの逃避行では當初はリーダー的な存在を擔う。しかし、足を痛め足手まといになっていると感じ、リーダー役を史郎に托して自分たちを置いて行けと命じる。
藤田院長 ‐上田耕一
宗光彥 -柄本明
開拓団の団長。
主題歌
竹內まりや「いのちの歌」(ワーナーミュージック・ジャパン)
竹內まりやがNHK連続テレビ小說「だんだん」の劇中曲として詞を提供(ペンネームのMiyabi名義)した楽曲の、自身によるセルフカバー。作・編曲は村松崇継。
職員表
•製作:NHKエンタープライズ、テムジン、テレビマンユニオン
•音楽:菅野祐悟
•演出:岸善幸(テレビマンユニオン)
•撮影:夏海光造
•美術:仲前智治/三ツ松けいこ
•衣裝:宮本まさ江
•メイク:小沼みどり
•取材:中村豊(テムジン)
•編集:吉岡雅春
•サブディレクター:石井永二
•ラインプロデューサー:河北穣
•事業プロデューサー:富田朋子
•演出補:岡下慶仁
•アシスタント・プロデューサー:竹村悠
•キャスティング・プロデューサー:おおずさわこ
•プロデューサー:松居徑(NHK)、北川惠(NHKエンタープライズ)、矢島良彰(テムジン)、杉田浩光(テレビマンユニオン)
收視率
全4回版
各話 | サブタイトル | 放送日 | 放送時間 |
第一回 | 新天地へ | 2012年 1月1日(日) | 午後9時 - 10時30分 |
第二回 | 逃避行 | 1月8日(日) | 午後10時 - 11時15分 |
第三回 | 帰國 | 1月15日(日) | 午後10時 - 11時15分 |
第四回 | 夢 | 1月22日(日) | 午後10時 - 11時30分 |
全6回版
各話 | サブタイトル | 放送日(BS先行放送) | 放送時間(BS先行放送) | 放送日(総合) | 放送時間(総合) | 視聴率(総合) |
第一回 | 幸せはいつまでも続くはずだった | 2012年3月17日(土) | 午後4時 - 午後4時48分 | 2012年4月3日(火) | 午後10時 - 午後10時48分 | 4.3% |
第二回 | わたしたちは見すてられた | 3月17日(土) | 午後4時50分 - 午後5時38分 | 4月10日(火) | 午後10時 - 午後10時48分 | 3.1% |
第三回 | わたしは泣かない | 3月24日(土) | 午後5時 - 午後5時48分 | 4月17日(火) | 午後10時 - 午後10時48分 | 4.4% |
第四回 | 必ず、希望がある。 | 3月24日(土) | 午後5時50分 - 午後6時38分 | 4月24日(火) | 午後10時 - 午後10時48分 | 3.7% |
第五回 | 山ならここにあるのに | 3月31日(土) | 午後5時 - 午後5時48分 | 5月1日(火) | 午後10時 - 午後10時48分 | 3.8% |
第六回 | 生きてさえいればなんとかなる | 3月31日(土) | 午後5時50分 - 午後6時38分 | 5月8日(火) | 午後10時 - 午後10時48分 | 4.1% |
平均視聴率3.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地區) |
得獎
•第54回毎日芸術賞(テレビマンユニオン)
相關
•BSプレマップ「ドキュメンタリードラマ 開拓者たち」
•「證言記録 開拓者たち〜千振開拓団の80年〜」(2011年12月31日、BSプレミアム)
•「すべて見せます! 「開拓者たち」の世界」(2011年12月31日、NHK総合)