定家明月記私抄

內容介紹紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ―源平爭闘し、群盜放火橫行し、天変地異また頻発した、平安末期から鎌倉初期の大動亂の世に、妖艶な「夢の浮橋」を架けた藤原定家。 彼の五十六年にわたる、難解にして厖大な漢文日記『明月記』をしなやかに読み解き、美の使徒定家を、亂世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著。 本篇は定家四十八歳まで。

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紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ―源平爭闘し、群盜放火橫行し、天変地異また頻発した、平安末期から鎌倉初期の大動亂の世に、妖艶な「夢の浮橋」を架けた藤原定家。彼の五十六年にわたる、難解にして厖大な漢文日記『明月記』をしなやかに読み解き、美の使徒定家を、亂世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著。本篇は定家四十八歳まで。

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