清朝史通論

內容介紹

清朝二百六十年余を、思想?文化を中心に明快かつ大膽な史観によって語り盡した、內藤湖南會心の講義録。清朝滅亡前夜に、その後の中國の姿を透視した「清朝衰亡論」をも併せ収める。
本書は、湖南こと內藤虎次郎による京都帝大での講演をまとめたもので、「清朝史通論」と「清朝衰亡論」の2編を収録しています。著者は所謂「京都學派」の鼻祖であり、彼の中國観?歴史観は、その後の我が國東洋史研究に多大の影響を及ぼしていくことになります。されば、內藤湖南とはいかなる人だったのでしょう。本書収録の2編は、それぞれ彼の面目を遺憾なく現しています。
「通論」は、政治?経済のみにとどまらず、思想?文化?芸術?學問等をも網羅した幅広い內容となっており、時代の様相をさまざまな角度から総合的に捉えていくという點で、後に反対派からは「文化史観」とも評された京都學派の特徴につながっていくものと言えましょう。
「衰亡論」の方は、辛亥革命が正に展開している最中での講演です。清朝凋落今日の淵源を歴史の中に説き起こすと同時に、目前における革命ドラマの展開が迫真をもって語られていきます。ジャーナリスト出身者たる湖南の面目躍如といったところではないでしょうか。
何れの論文についても、些か主観的な部分もあるものの、全體としてバランスの取れた內容であり分量的にも小ぶりであり、時代のあらましをざっと理解するには便利です。ただし、特に「通論」の方については、學者や芸術家などマイナーな固有名詞が相當出てくるので、前提知識が全くない方には一寸読みづらいかも知れません。

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