歌詞
White Out - TK from 凜として時雨
詞:TK
曲:TK
白く染められたこの街で
君は仆を探している
溢れるほどの失くしたものを
持って
それでも仆を探している
悲しみのないさよならがあるって
孤獨に染まらない
寂しさがあるって
気付かないなら
きっとそれがいいよ
小さな雪が仆を隠した
白く染められたこの街で
君は仆を探している
隠された地面の片隅に
あの日のままの足跡があった
悲しみのないさよならがあるって
孤獨に染まらない
寂しさがあるって
気付いたんだろう幻の時間に
小さな君を雪が隠した
この地面はいつか
仆の記憶と化して
剝がせない呼吸
染み付いた細胞になる
仆もいつか白く染められて
曖昧な細胞が
君と記憶に亂反射する
白く汚れた細胞の中で
仆がまるで君を
探しているみたいだ
悲しみのないさよならの中に
摑めないほど小さな涙が
零れているのを
仆は知らなかった
壊れているのを
君は知ってたんだ
仆の両手は白く染まり
二つの目は降り積もる記憶の中に
重ねても重ねても塗り潰せない
あの日の聲雪めいた儚さ
溢れるほどの失くしたいものが
まだここにあって
塗り潰しても消えない
雪に溶けた君と仆を
まだ探している