內容介紹
老人にだって戀心がある。人生の黃昏時にだって激しく輝く愛がある。弘兼憲史が、そんなコミックの未踏の領域に渾身の力で挑む。▼第1~9話『我が愛しの剣星』 ●登場人物/真野あさみ(40歳獨身、元広告代理店勤務。不倫を清算してひとり旅に出るが、旅先でガケから落ち江戸時代へタイムスリップする) ●あらすじ/宮本武蔵にあこがれ、武蔵の故郷?岡山にやってきた真野あさみ。職場の上司と不倫の関係にあった彼女は、妻に浮気がばれて別れ話を持ち出してきた男に愛想を盡かし、武蔵ひと筋に生きることを決めたのだった。武蔵の墓を訪れたあさみは、足を滑らせてガケから転落。気が付いた時、あさみが目にしたのは……(第1話)。▼ガケから落ちたあさみは、時空を超え、江戸時代の岡山へタイムスリップしてしまった。街道の人々に不審な目を向けられ身の危険を感じたあさみは、夜の暗がりに隠れ、故郷の山口を目指すことにする。その途中、行き倒れになっているところを介抱した老人に、“今”が武蔵の生きている時代であることを聞いたあさみは……(第2話)。 ●本巻の特徴/宮本武蔵の人物像に新たな解釈を加えた意欲作。歴史のベールに隠された剣豪の素顔とは!? そして、時空を超えた愛の行方は!?