內容介紹
出版社/著者からの內容紹介石燕、北斎、暁斎、そして京極夏彥。
怪しい系譜はここに引き継がれた。
わいら/鬼一口/野寺坊/青坊主/塗仏/おとろし/狂骨/魍魎/方相氏/絡新婦/鉄鼠/精螻蛄/ぬっぺっぽう/うわん/ひょうすべ/倩兮女/毛倡妓/陰摩羅鬼/河童/豆腐小僧/ゑびす/福助/隠神刑部狸/鬼/鳴釜/瓶長/山颪/泥田坊/岸涯小僧/手の目/火車/貓また/川赤子/文車妖妃/姑獲鳥
京極流妖怪の出現
私は作家=文人とは想っていない。文人とは、品、格、余韻、この3點を體得した人物のこと、こう想っている。つまり、文、書、畫のことだが、実を言うと、京極夏彥の書を初めて視たとき、その古法に裏打ちされた格調の高さに圧倒された。次には京極夏彥の畫が視たいとの衝動に駆られた。題材は自ずから決まっている。妖怪だ。最初に「わいら」、次に「狂骨」のスケッチを視た。想った通りである。題材は妖怪なのに、そこには悲しみと哀れみが溢れ、何とも言えぬ余韻があった。結局そこから1年以上を要したが、京極夏彥は「百怪図譜」の第1弾として、ものの見事に京極流妖怪35點を出現させた……、その全てが私の想いを遙かに超えて。明石散人(作家)
內容(「BOOK」データベースより)
本書に収録されている三十五點の図版は、いずれも西暦二〇〇〇年に銀座のアートミュージアム及び畫廊シノダ?アートサロンにて行われた「百怪図譜」なる展示會に出品したリトグラフの複製です。モチーフはすべて「妖怪」です。