異形綺譚

古い因習の殘る町で、山科斎はかつて依坐の童子として選ばれた。 その時斎が左眼を失った理由を、誰にも話すことはなかった。 またその日は左眼の代償に得たものが葉う日でもあった。

內容介紹

神霊の降りる童子―依坐に選ばれた子は、神事の前夜、物忌をして夜をあかさねばならない。古い因習の殘る町で、山科斎はかつて依坐の童子として選ばれた。その時斎が左眼を失った理由を、誰にも話すことはなかった。10年後、斎の従弟が依坐となり、あの神事の日が近づいてくる。またその日は左眼の代償に得たものが葉う日でもあった。だが…!?加筆修正&書き下ろしを含むオカルト伝奇ロマン、満を持して登場。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
花郎/藤子
12月12日生まれ。射手座。O型(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)