球形の季節

靜かに濃密に恐怖が染みこむ、新鋭の學園モダンホラー。 四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。 やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。

內容介紹

奇妙な噂が広がり、噂は現実となる。靜かに濃密に恐怖が染みこむ、新鋭の學園モダンホラー。
四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた……。何かが起きていた。退屈な日常、管理された學校、眠った町。全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した! 新鋭の學園モダンホラー。
第5回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作 (1993年)!

作者介紹

恩田陸,1964年、宮城県生れ。早稲田大學卒。1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文學新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協會賞を、2007年『中庭の出來事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝國 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。

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