【】內為翻譯,譯by墨泠
青ざめた水面に映る月が
朧気に揺盪(たゆら)い乍(なが)ら
【皎皎孤月映碧潭,凜凜夜風驚薄霧】
浮雲の如き空蟬(うつせみ)の身は
漫(すず)ろはし想いを手操(たぐ)る
【空蟬之身若浮雲,紛繁往昔猶在目】
彼方(かなた)に目掛けた 虛ろな詞(ことば)に
灰と塵を浮かべて
【君凝眸處,虛妄之言,塵煙蔽目】
無明(むみょう)の明日へと 遍(あまね)く全てを
抱き締めて 舞い上がる
【混沌來日,緊緊相擁,御風而舞】
風よ 空よ
【扶搖兮,碧落兮】
未だ見ぬ異郷に聳(そび)える彼(あ)の闇を
突き抜けて行け
【破虛空頑冥,趨未見異鄉】
彼方に目掛けた 虛ろな詞に
灰と塵を浮かべて
【君凝眸處,虛妄之言,塵煙蔽目】
無明の明日へと 遍く全てを
抱き締めて 舞い上がる
【混沌來日,緊緊相擁,御風而舞】
風よ 空よ
【扶搖兮,碧落兮】
未だ見ぬ異郷に聳える彼の闇を
突き抜けて行け
【破虛空頑冥,趨未見異鄉】
雨よ 雲よ
【驟雨兮,浮雲兮】
何時(いつ)の日か此処(ここ)で朽ち果て消えゆるとも
躊躇(ためら)いはせぬと
【腐朽消釋天命也,昏暝夜暗自躊躇】