吉原手引草

やがて隠されていた真実が、葛城の決意と悲しみが、徐々に明らかになっていく…。 失蹤事件の謎を追いながら、噓と真が渦巻く吉原を見事に紡ぎあげた、次代を擔う俊英の傑作。 フリーとして歌舞伎の評論などを手がけた後、小説家デビュー。

內容介紹

なぜ、吉原一を誇った花魁葛城は、忽然と姿を消したのか?遣手、幇間、樓主、女衒、お大盡—吉原に生きる魑魅魍魎の口から語られる、廓の表と裏。やがて隠されていた真実が、葛城の決意と悲しみが、徐々に明らかになっていく…。誰の言葉が真実なのか。失蹤事件の謎を追いながら、噓と真が渦巻く吉原を見事に紡ぎあげた、次代を擔う俊英の傑作。選考委員絶賛の第一三七回直木賞受賞作。

作者介紹

松井 今朝子(マツイ ケサコ)
1953年京都生まれ。早稲田大學大學院で演劇學を専攻し、松竹株式會社で歌舞伎の企畫製作に攜わる。フリーとして歌舞伎の評論などを手がけた後、小説家デビュー。「仲蔵狂亂」で時代小説大賞受賞。

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