作品代表:
蟲 八木重吉
蟲が鳴いてる
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いてる
しぜんと
涙をさそわれる
蟲
蟲兒嘶鳴著
仿佛在說
此時不鳴
一會兒就不行了
不知不覺中
我的眼淚溢出了眼眶
稲 妻 八木重吉
くらい よる、
ひとりで 稲妻をみた
そして いそいで ペンをとつた
わたしのうちにも
いなづまに似た
ひらめきがあるとおもつたので、
しかし だめでした
わたしは たまらなく
歯をくひしばつて つつぷしてしまつた
閃 電 八木重吉
漆黑的 夜裡
獨自 看見閃電撕裂天際
於是 急忙 提起了筆
在我的內心
似乎有著與電光類似
靈感的乍現
可是 終究一無所得
我 憤懣無比
咬牙切齒 垂頭喪氣