ただいまと言えるまで

ひさしぶりの聲が

あんまり やさしすぎたから

閉じ込めてた寂しさが今

あふれて止まらない

元気だよ もう切るね

ポケットにしまったケータイ

あたたかくて 手放しがたくて

大きく息をすいこんだ

今年もこの町の燈りが

星屑のように煌めいてるよ

數えきれないほどの夢と

祈りを燈すように

わたしもまた歩いて行くよ

憧れに背を向けないように

どこまでも遙かな記憶の色に

ただいまと言えるまで

ひとつ葉えば またもうひとつ

葉えたくなって

ゴールはすぐスタートに変わり

願いは終わらない

旅立った 冬の朝

なにひとつ持ってなかった

真っ白で ただ真っ直ぐな

あの日のわたしに戻って行く

今年もこの町の燈りが

星屑のように煌めいてるよ

數えきれないほどの夢は

今はまだ葉わないけど

それでもまた歩いて行くよ

憧れで終わらないように

どこまでも遙かな記憶の色が

ずっと消えないかぎり

うつむいてた日々が

いつしか遠ざかって行く

忘れてたやさしさが

しずかに宿るよ

今年もこの町の燈りが

星屑のように煌めいてるよ

數えきれないほどの夢と

祈りを燈すように

わたしもまた歩いて行くよ

憧れに背を向けないように

どこまでも遙かな記憶の色に

ただいまと言えるまで

記憶の色を 心に燈しながら

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