阿刀田高

阿刀田高

阿刀田高,1935年1月13日出生於日本東京。早年畢業於早稻田大學文學系。他於1969年開始發表作品,每年約發表10來篇。1979年對阿刀田高來說,可謂是一個劃時代的開端。當時,他的小說《來訪者》獲日本推理作家協會獎;同年,短篇小說集《拿破崙狂》又獲日本最高文學獎直木獎。他由於獲獎而受到鼓舞,創作熱情十分高漲。據有關資料統計,阿刀田高在1979年一鼓作氣發表短篇小說46篇,這個發表量是驚人的。1995年,小說《新特洛伊故事》獲吉川英治文學獎。近幾年,他曾多次擔任日本直木獎等評獎委員會評審委員。

基本信息

作品特色

阿刀田高先生 阿刀田高先生

文學的發展,使文學題材的分工越來越細化。當人們從文學分類法的角度對什麼推理小說、懸疑小說、恐怖小說等文學樣式進行界定時,不能不說也存在著一種無形的限制。對於阿刀田高的作品,我們似乎很難將它歸於哪一類。在他的作品中,大眾文學的一些創作要素都能得到體現,或者說在某些作品各有側重,某些作品兼而有之。他突破了傳統意義上的寫作模式:靈異與犯罪共存,懸疑與恐怖交融,自然與現實物化,幻想與真實並行,他的作品是一個另類!人們似乎不認識其作品,閱讀之餘,不知應該怎樣界定,神秘小說?怪誕小說?離奇小說……似乎都不是!更多的讀者則稱他為“短篇小說異色之王”!阿刀田高的作品以獨具的“異色”越來越多的受到讀者首肯,他們認識了阿刀田高,也接受了他的“小故事”。

題材豐富

他目光所及,大都寫的是平民百姓、凡人瑣事。作品不描寫大起大落的激烈衝突,不展示血惺恐怖的感官刺激,而寫的似乎就是你的鄰居,你的同事,你的親人,你熟悉的陌生人,一夜短暫的幽會(《遭詛咒的男人》),一樁夫妻的矛盾(《不適合女人做的事》),一封離奇的信件(《幹掉那個人》),一場傳統的賽馬(《優勝馬情報》),一次偶然的車禍(《柳樹下的預兆》)……不過,在平淡、抒緩、輕快的敘述中,往往是一江春水之下,涌動著萬頃波濤;燦爛的陽光之中,暗藏著電閃雷鳴。作品在敘述中流貫著邪氣和殺機,發生的一切是那樣自然平和,是那樣流暢靜謐,但在其真實的描述中,告訴讀者的恰恰是一場長期準備、精心策劃的兇殺或者謀財、詐欺、復仇的故事,事件的結局讓你目瞪口呆,心靈震撼!日本推理作家協會年鑑編輯委員會的評審中島河太郎說:“它揭露了潛藏在身邊日常生活中的恐怖、神秘和駭人,翻閱任何一篇小說都會不由得吃驚!”此言不虛。

內容神秘

在世界上,我們不知道的東西比知道的東西多得多。死亡就是生命的終結嗎?大自然有神秘力量嗎?天地之間有心靈感應嗎?這似乎不是以描寫人為己任的作家所探討的問題。但是,一些神秘、離奇、懸疑的故事又往往成為作家寫作的載體。他們藉此詮釋對社會、生活、人生現象的理解和認識。我感到,阿刀田高似乎受到西方19世紀末和20世紀初興盛的超自然恐怖小說的影響,傾力於在神秘、離奇、懸疑的生活土壤中栽培“異色”之花。他的許多作品都充滿了一種超自然、非理性的力量,如《落櫻飛雪》、《死亡的氣味》、《清爽的眼睛》、《預言研究》、《不可思議的聲音》……作品告訴我們在人類生活的世界之外,還有一種讓人無法捉摸、無所不在、無所不曉的東西,它掌控、影響、參與我們的生活。作品寫得越真實,越能營造出神秘壓抑、緊張恐怖的氣氛,使讀者頭皮發麻、脊背流汗,透不過氣來。把非自然力量寫得如此有魅力,是阿刀田高的成功!我們無意考察作家對超自然現象的真實理解和認識,但作品中透露出的作為人就應該敬畏自然、誠實生活、善待社會的勸戒則是有意義的。作家似乎有佛家的禪味,其用心?良苦!

充滿懸念

作為讀者,面對枯燥、單調、乏味的生活,向來存在著求新、求奇、求異的接受心理,享受未知的魅力是他們精神生活的正常需求。我們應該尊重讀者並滿足於讀者。阿刀田高是深深懂得如何滿足讀者的這種心理。他的每篇故事都充滿了懸念,結構精巧,魅力無限,他可以將一個平平淡淡的事情設計成一個暗藏誘惑的故事,從開篇到發展,從發展到結局,一步一步將讀者引入高潮,使你恍然大悟。對作品中的每一個細節,每一句對話,都不可以掉以輕心,它可能就是一個暗示,一種鋪墊,一把破解謎底的鑰匙。阿刀田高特別擅長在故事的結尾處,通過敘述語言或者人物對話“點題”,製造令人大吃一驚或者毛骨悚然的閱讀效果,作品體現出高超的敘述技巧。請記住這些作品,它們是《蜂蜜的香味》、《不適合女人做的事》、《優勝馬情報》,還有《演戲》、《蛇》、《橫禍》……翻開哪一篇作品,都不會讓人失望的。?

評價

阿刀田高是一位勇於探索的作家。他巧妙地將推理、懸疑、恐怖小說的創作要素完美結合,以怪異的風格,給日本文壇增添了一道耀眼的亮色。日本著名小提琴演奏家佐藤陽子說:“在阿刀田高的作品裡,把兩種毫不相干的極端要素渾然一體,這還是日本文學中不曾期待過的。”當讀者被動地接受那些似曾相識、重複雷同、缺乏新意的故事時,阿刀田高打破了大眾文學的低迷和沉悶,為廣大讀者提供了一種異樣的閱讀形式——怪異小說!我們相信,這類作品將會越來越受到讀者的喜愛。

獲獎經歷

1979年 - 『來訪者』獲第32回日本推理作家協會賞。

1979年 - 短編集『ナポレオン狂』獲第81回直木賞。

1995年 - 『新トロイア物語』獲第29回吉川英治文學賞。

2009年-旭日中綬章受勲

作品

初期著作

ころし文句 長崎寛共著 池田書店 1964

笑いのころし文句 笑會話入門 池田書店 1966

「殺し文句の研究」新潮文庫 ユーモア一日一言 笑いと教養のオアシス(編著)池田書店 1966

ブラック・ユーモア入門 恐怖と笑いのカクテル 皮肉と毒舌に強くなる ベストセラーズ 1969

頭の回転テスト ビジネス・パワーを開発する 文和書房 1970

3分30秒のポルノ 無斷・盜用を禁ず ベストセラーズ 1971

ユーモア×ウィット=? 笑いの公式を解く本 ベストセラーズ 1972

のちワニ文庫 江戸ぽるの 古川柳と小咄の世界 講談社 1973

「江戸禁斷らいぶらりい」文庫 詭弁の話術 即応する頭の回転 ベストセラーズ 1974

のちワニ文庫、角川文庫 ことば雑學ブック 故事來歴のエピソード集 文潮出版 1975

「ことばの博物館」旺文社文庫、文春文庫 3分間怪談 子供をおどろかす ベストセラーズ 1975 (ワニの豆本)

知的時間と游ぶ本 超思考のレクリエーション・ゲーム ベストセラーズ 1978

小說

冷蔵庫より愛をこめて 講談社 1978 のち文庫

過去を運ぶ足 雙葉社 1978 のち文春文庫

ナポレオン狂 講談社 1979 のち文庫

Aサイズ殺人事件 文藝春秋 1979 のち文庫、創元推理文庫

食べられた男 42のショートショート 講談社 1979 のち文庫

夢判斷 新潮社 1980 のち文庫

一ダースなら怖くなる 文藝春秋 1980 のち文庫

ジョークなしでは生きられない 新潮社 1980 のち文庫

阿刀田高のブラック・ジョーク大全 講談社 1980 のち文庫

壜詰の戀 講談社 1980 のち文庫

マッチ箱の人生 講談社 1981 のち文庫

異形の地図 角川書店 1982 のち文庫

コーヒー・ブレイク11夜 文藝春秋 1982 のち文庫

早過ぎた予言者 新潮社 1982 のち文庫

最期のメッセージ 42のショートショート 講談社 1982 のち文庫

ガラスの肖像 講談社 1982 のち文庫

街の観覧車 文藝春秋 1983 のち文庫

夜の旅人 文藝春秋 1983 のち文庫

頭の散歩道 文春文庫 1983

危険信號 講談社 1983 のち文庫

待っている男 角川書店 1984 のち文庫

ミッドナイト物語 文藝春秋 1984 のち文庫

だれかに似た人 新潮社 1984 のち文庫

貓の事件 36のショートショート 講談社 1984 のち文庫

風物語 講談社 1985 のち文庫

迷い道 講談社 1985 のち文庫

知らない劇場 文藝春秋 1986 のち文庫

黒い箱 新潮社 1986 のち文庫

不安な録音器 中央公論社 1986 のち文庫、文春文庫

食卓はいつもミステリー 新潮社 1986 のち文庫

真夜中の料理人 講談社 1986 のち文庫

影絵の町 角川書店 1987 のち文庫

花の図鑒 日本経済新聞社 1987 のち新潮文庫、角川文庫

時のカフェテラス 講談社 1987 のち文庫

食後の毒薬 悪魔のささやき 実用的エッセイ ベストセラーズ 1987 (ワニの本) 仮面の女 角川文庫

オリジナル 1987 明日物語 文藝春秋 1987 のち文庫

花のデカメロン 光文社 1987 のち文庫

花惑い 角川書店 1987

恐怖同盟 新潮社 1987 のち文庫

妖しいクレヨン箱 35のショートショート 講談社 1988 のち文庫

危険な童話 新潮社 1988 のち文庫

東京ホテル物語 中公文庫 1988

霧のレクイエム 読売新聞社 1988 のち講談社文庫

面影橋 中央公論社 1989 のち文庫、文春文庫

愛の墓標 光文社 1989 のち文庫

Vの悲劇 講談社 1989 のち文庫

他人同士 新潮社 1989 のち文庫

響灘 そして十二の短篇 文藝春秋 1989 のち文庫

ぬり絵の旅 角川文庫オリジナル(長編)1989

空想列車 角川書店 1990 のち文庫

東京25時 文藝春秋 1990 のち文庫

貓を數えて 講談社 1990 のち文庫

闇の意匠 集英社 1991 「いびつな贈り物」文庫

消えた男 角川書店 1992 のち文庫

海の輓歌 文藝春秋 1992 (書下し文芸作品) のち文庫

魚の小骨 集英社 1992 のち文庫

リスボアを見た女 白水社 1992 のち新潮文庫

夜に聞く歌 光文社 1992 のち文庫

心の旅路 自選恐怖小說集 角川ホラー文庫 1993

奇妙な晝さがり 32のショートショート 講談社 1993 のち文庫

やさしい関系 文藝春秋 1993 のち文庫

箱の中 文藝春秋 1994 のち文庫

新トロイア物語 講談社 1994 のち文庫

安土城幻記 角川書店 1995 「幻の舟」文庫

朱い旅 幻冬舎 1995 のち文庫

新諸國奇談 講談社 1996 のち文庫

あやかしの聲 新潮社 1996 のち文庫

獅子王アレクサンドロス 講談社 1997 のち文庫

鈍色の歳時記 文藝春秋 1999 のち文庫

メトロポリタン 文藝春秋 1999 のち文庫

花あらし 新潮社 2001 のち文庫

コーヒー黨奇談 講談社 2001 のち文庫

黒喜劇 文藝春秋 2002 のち文庫

小說家の休日 集英社文庫 2002

黒い自畫像 角川書店 2003 のち文庫

脳みその研究 文藝春秋 2004 のち文庫

風の組曲 潮出版社 2004

「こんな話を聞いた」新潮文庫

おどろき箱 1-2 幻冬舎 2004 のち文庫

こころ殘り 角川書店 2005 のち文庫

影まつり 集英社 2005

ストーリーの迷宮 文藝春秋 2006 のち文庫

おとこ坂おんな坂 毎日新聞社 2006

西瓜流し 岩崎書店 2006 (現代ミステリー短編集)

街のアラベスク 新潮社 2007

佐保姫伝說 文藝春秋 2009.3

隨筆談話錄

數たちの本 講談社 1980

不協和音コンサート ブラックユーモア対談 U-E.P 1981

脳味噌通信 時事通信社 1981

恐怖コレクション 新潮社 1982 のち文庫

話はいつも神出鬼沒 ときにはルパン、ときには鞍馬天狗のように ベストセラーズ 1983 (ワニの本)

左巻きの時計 新潮社 1983 のち文庫

頭は帽子のためじゃない PHP研究所 1984 のち角川文庫

恐怖夜話 ミッドナイトの楽しみ方 ベストセラーズ 1984 (ワニ文庫)

映畫周辺飛行 光文社 1984 のち文庫

まじめ半分 角川文庫 1984

夜の紙風船(隨筆)中公文庫オリジナル 1986

雨降りお月さん(隨筆)中公文庫 1989

三角のあたま 読売新聞社 1990 のち角川文庫

阿刀田高のサミング・アップ ナイスデイ・ブックス 1990 のち新潮文庫

夢の宴 私の蕗谷虹児伝 中央公論社 1991 のち文庫

好奇心紀行 講談社 1994 のち文庫

アイデアを捜せ 文藝春秋 1996 のち文庫

夜の風見鶏(隨筆)朝日新聞社 1996 のち文庫

松本清張あらかると 中央公論社 1997 のち光文社知恵の森文庫

ミステリーのおきて102條 読売新聞社 1998 のち角川文庫

日曜日の読書 新潮文庫 1998

ミステリー主義 講談社 1999 のち文庫

犬も歩けば(隨筆)幻冬舎文庫 2000

ユーモア革命 文春新書 2001

陽気なイエスタデイ 文藝春秋 2001 のち文庫

短編小說のレシピ 集英社新書 2002

小說工房12カ月 集英社 2004

海外短編のテクニック 集英社新書 2004

短編小說を読もう 岩波ジュニア新書 2005

短編小說より愛をこめて 新潮社 2006 のち文庫

ことば游びの楽しみ 岩波新書 2006

日本語を書く作法・読む作法 時事通信社 2008

松本清張を推理する 朝日新書 2009.4

古典著作

ギリシア神話を知っていますか 新潮社 1981 のち文庫

アラビアンナイトを楽しむために 新潮社 1983 のち文庫

あなたの知らないガリバー旅行記 新潮社 1985 のち文庫

エロスに古文はよく似合う 私の今昔物語 角川書店 1986 のち文庫

舊約聖書を知っていますか 新潮社 1991 のち文庫

新約聖書を知っていますか 新潮社 1993 のち文庫

ホメロスを楽しむために 新潮社 1997 のち文庫

シェイクスピアを楽しむために 新潮社 2000 のち文庫

阿刀田高の楽しい古事記 角川書店 2000 のち角川文庫

私のギリシャ神話 日本放送出版協會 2000 のち集英社文庫

ものがたり風土記 正続 集英社 2000-2001 のち文庫

コーランを知っていますか 新潮社 2003 のち文庫

私の聖書ものがたり 集英社 2004

チェーホフを楽しむために 新潮社 2006 のち文庫

やさしいダンテ〈神曲〉 角川書店 2008

プルタークの物語 潮出版社 2008

イソップを知っていますか 新潮社、2010

翻譯

ルビンおじさんの冒険 W.ヒース・ロビンソン 立風書房 1982

古今著聞集 少年少女古典文學館 講談社 1992

アーサー王物語 講談社 1998 (痛快世界の冒険文學)

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