內容介紹
~野田秀樹とは同世代ということもあって、演劇評論をはじめてから、常にその仕事を見つめ続けてきました。
それだけに、いつ野田秀樹についての文章をまとめるかは、
私にとって大きな意味を持っています。
もうすこし、後のほうがふさわしいのではないかと、迷ったのも事実です。
50歳を前にして、ここで一區切りつけておくのも、
先に進むためのス~~テップとして、よいのではないかと踏み切りました。
今回、単行本としたのは、NODA~~ MAP設立以降の作品群に向けての劇評です。
そのほどんどが公演直後に書かれた文章ですが、まとめるにあたって、
すべての原稿に手を入れ、大膽な改訂をほどこしました。
また、「カノン」「農業少女」のように、初演時に劇評を発表していない舞台については、新たに書き下ろす作業をしました。
いずれにしろ、私にとってこの本は、十年間の決算です。~