西行その「聖」と「俗」

平將門を討った藤原秀郷の嫡流に生まれた西行は、武のエリートとして活躍するだけでなく、武術の達人でもあった。 また、いまもわれわれの心を打つ西行の歌からは、戀に悩み、宮仕えに息苦しさを感じていたことがわかってくる。 2012年の大河ドラマでも、主人公?平清盛の親友として登場する西行の、本當の姿が見えてくる。

內容介紹

これまで、「漂泊の歌人」「數寄者」として語られることが多かった西行――。本書では、そうしたイメージを一度捨て去り、武術を學び、政治に関わり、戀愛に苦悩した“俗”の部分に光を當てることで、新たな西行像を浮かび上がらせた。
平將門を討った藤原秀郷の嫡流に生まれた西行は、武のエリートとして活躍するだけでなく、武術の達人でもあった。また、いまもわれわれの心を打つ西行の歌からは、戀に悩み、宮仕えに息苦しさを感じていたことがわかってくる。そして、出家することで俗世から離れたにもかかわらず、出家前には上司?部下の関係だった平清盛や、崇徳上皇や後白河法皇とも深く交わり、西行は源平の動亂を生き抜いた……。
1988年に西行を主人公にした伝奇小説でデビューして以來、その実像を追ってきた著者が、長年の考究の成果を平易にまとめた一冊。2012年の大河ドラマでも、主人公?平清盛の親友として登場する西行の、本當の姿が見えてくる。

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