桜の文學史

萬葉、記紀の古代から、現代の水上勉、渡辺淳一に至るまで、さくらはどう詠われ、描かれてきたかを通して、日本の精神文化を問う。 )は、日本の文芸評論家、日本近代文學研究者。 1990年代以降は桜に関する著作で知られる。

內容介紹

桜の樹の下”に日本人は何を見出してきたか?
萬葉、記紀の古代から、現代の水上勉、渡辺淳一に至るまで、さくらはどう詠われ、描かれてきたかを通して、日本の精神文化を問う。
桜と深いかかわりを持つ日本文化。桜がどのように文學上のテーマ、モチーフを形づくってきたかを、古事記や日本書紀、萬葉集から現代の渡辺淳一まで丹念にたどりながら、日本人の心や文化に、梅や菊とも異なる、大きな影響を與えるに至った経緯を解き明かす。紫式部、西行、世阿彌、豊臣秀吉、松尾芭蕉、本居宣長、與謝野晶子、ハーン、萩原朔太郎、そして梶井基次郎をへて、谷崎潤一郎、水上勉、中村真一郎らへと継承され、変容した豊饒な桜の文學絵巻。

作者介紹

小川和佑(おがわ かずすけ、1930年4月29日 - )は、日本の文芸評論家、日本近代文學研究者。東京生まれ。1951年明治大學文芸科卒業。中村真一郎に師事し、詩人、文芸評論家として活躍、栃木県で高校教諭ののち、昭和女子大學助教授。また明大講師を長く務めた。著書多數、近代日本の詩や風土に関するものが多い。1990年代以降は桜に関する著作で知られる。

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