內容介紹晩年河上肇は自らを「風塵場裡の客」と稱した.客とは旅人のこと.一経済學者をして,かの『自敘伝』にみる如き,波瀾に富んだ人生を歩ませたものは何か.これが本書の主要なテーマである.著者と河上肇との関わりは優に半世紀を越える.沒後50年の年に,著者の長年の構想がついに結実をみた.