世界美術大全集東洋編8

浙江を舞台にし、浙派と呼ばれた載進(たいしん)、呉偉、張路、藍瑛(らんえい)などの畫家は、雄大で奔放な畫風で中期まで畫壇を席巻した。 日本人に最も好まれた〃やきもの〃であった。 また、技術の粋をつくした堆朱(ついしゅ)、螺鈿(らでん)などの漆工品、琺瑯(ほうろう)などの金工品にも名品が生まれた。

內容介紹

モンゴル民族の元を北に撤退させ、漢民族による統治を復活した明は、その喜びと自信を表すかのように多彩な美術を生みだした。その最大の特徴は絵畫である。明は絵畫の黃金時代であった。浙江を舞台にし、浙派と呼ばれた載進(たいしん)、呉偉、張路、藍瑛(らんえい)などの畫家は、雄大で奔放な畫風で中期まで畫壇を席巻した。浙江と並び稱せられたのが、蘇州を舞台にして活躍した呉派であり、沈周(しんしゅう)、董其昌(とうきしょう)、文徴明(ぶんちょうめい)、唐寅(とういん)などは高雅な趣を目指し、後期の文人畫の主流となった。日本への影響が多大だったのもこの畫派である。董其昌や文徴明は書もよくし、とくに董其昌はこの時代のスーパースターであった。陶磁器は景徳鎮窯(けいとくちんよう)が隆盛を極め、青花(せいか)、五彩、豆彩といった裝飾性に富む磁器が製作され海外にも輸出された。日本人に最も好まれた〃やきもの〃であった。また、技術の粋をつくした堆朱(ついしゅ)、螺鈿(らでん)などの漆工品、琺瑯(ほうろう)などの金工品にも名品が生まれた。大陸各地に殘る仏教、イスラム、チベット仏教寺院、孔廟などもこの時代の宗教活動を物語り、紫禁城、長城の整備もなされ、江南には名庭が造営された。國力充実の300年間の美術の精華を500點の鮮明カラーと最新の研究成果を反映した文章で構成した。
內容(「BOOK」データベースより)
明代の陶磁器を代表する青花、五彩、豆彩、浙江で活躍し、浙派と呼ばれた畫家たち、蘇州を舞台に活躍して呉派と呼ばれた畫家たち。山水、花鳥、文人畫は多大な影響を日本に與えた。大陸各地に殘る仏教、イスラーム、チベット仏教、孔廟、紫禁城、長城などの建造物、江南の代表的名庭などを500餘點のカラーで紹介。

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