內容介紹
欠けているものを埋めようと焦る前に、すでにあるものの充実に目を向けて。著者自らの體験を通して、女として生ききる人生を綴る。アラフォー世代に贈る待望のエッセイ集。
作者介紹
光野 桃
東京生れ。小池一子氏に師事した後、女性志編集者を経て、イタリア・ミラノに在住。文筆活動を始める。1994年、デビュー作『おしゃれの視線』(文春文庫)がベストセラーに。以後、女性が本來の自分を取り戻すための人生哲學を描く。2002年より家族とともにバーレーンに移住し休筆、2006年『おしゃれのベーシック』(文藝春秋)を上梓し、活動を再開した。2008年より、五感をひらく時空間をテーマにした「桃の庭」を主宰
作品目錄
新月の章 あなたは欠けた月ではない(可愛さと威厳の間—大人において、可愛い女とはどのようなひとのことを言うのだろう
発見される色—女は、ひとりひとりが自分の色を持つ花
なぜ心だけが寂しいのか—「子どもは、どうするの」「うん。無し、かな」 ほか)
三月日の章 美しいひとの情景(空気をまとう
知性ある花
おしゃれの詩人 ほか)
満月の章 女であることを生ききる人生(わたしを苦しめるもの
二十代、なぜ上司たちに疎まれるの?
このままでは苦労が足りない!