百萬の手

過呼吸の発作に悩まされる中學生夏貴は無二の親友を火事で失った。 「どうしてもおかしいんだ」彼は言う。 つづいて『ぬしさまへ』も発表し、時代物作家として多くのファンを獲得している。

內容介紹

日本ファンタジー?ノベル大賞優秀賞受賞の『しゃばけ』そして『ぬしさまへ』ですっかりファンの心をつかんだ畠中恵が、現代小説でも読者をうならせること間違いなしです。
過呼吸の発作に悩まされる中學生夏貴は無二の親友を火事で失った。嘆く彼に、死んだ親友の聲が聞こえてくる。彼の遺した攜帯からだ！　畫面には彼の顔も浮かぶ。「どうしてもおかしいんだ」彼は言う。不審火だったし、燃え方も不可解だったというのだ。亡き親友の魂との二人三腳で、夏貴の探りだした驚くべき真相。ファンタスティック?ミステリ。

作者介紹

畠中恵（ハタケナカメグミ ）
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大學卒業後、漫畫家のアシスタント、書店員などを経て漫畫家としてデビュー。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。つづいて『ぬしさまへ』も発表し、時代物作家として多くのファンを獲得している。