れんげ野原のまんなかで

(第1話「霜降――花薄、光る。 」)のどかな図書館を優しく彩る、季節の移り変わりとささやかな謎。 『千年の黙異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞した期待の新鋭が放つ、本好き、図書館好きに捧げる受賞第1作!

內容介紹

秋庭市のはずれもはずれ、ススキばかりがおいしげる斜面のど真ん中に立つ秋庭市立秋葉図書館、そこが文子の仕事場だ。無類の本好きである先輩司書の能瀬や日野らと、日がな一日あくびをしながらお客さんの少ない図書館で働いている。ところがある日を境に、職員の目を盜んで閉館後の図書館に居殘ろうとする少年たちが次々現われた。いったい何を狙っているのか?(第1話「霜降――花薄、光る。」)
のどかな図書館を優しく彩る、季節の移り変わりとささやかな謎。『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞した期待の新鋭が放つ、本好き、図書館好きに捧げる受賞第1作!

作者介紹

森谷明子
(モリヤアキコ )
神奈川県生まれ。2003年、紫式部を探偵役にした王朝ミステリ『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。主な著作は『れんげ野原のまんなかで』『七姫幻想』などがある。

作品目錄

●収録作品
「霜降――花薄、光る。」
「冬至――銀杏黃葉」
「立春――雛支度」
「二月盡――名殘の雪」
「清明――れんげ、咲く。」

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