內容簡介
憑きもの・河童・鬼・天狗・山姥・幽霊・異人―。太古の昔から、日本人は妖怪や迷信とともに生き、不安や恐れ、神秘感といった思いを共有して文化をかたちづくってきた。絵巻や物語に殘された異形・異類・異界のものたちは、どのように描かれ、なぜ再生產され続けたのか。その歴史をたんねんにたどり、豊かな妖怪文化を築いてきた日本人の想像力と精神性を明らかにする。妖怪・怪異研究の第一人者によるはじめての入門書。
作者簡介
小松和彥
1947年、東京都生まれ。國際日本文化研究センター所長。埼玉大學教養學部教養學科卒業、東京都立大學大學院社會科學研究科(社會人類學)博士課程修了。専攻は文化人類學・民俗學(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
単著書
・ | 『呪いと日本人』 角川ソフィア文庫 、角川學芸出版、東京、2014年7月25日 | |
・ | 『「伝說」はなぜ生まれたか』 、角川學芸出版、東京、2013年3月25日 | |
・ | 『いざなぎ流の研究 歴史のなかのいざなぎ流太夫』 、角川學芸出版、東京、2011年9月26日 | |
・ | 『百鬼夜行絵巻の謎』 集英社新書ヴィジュアル版 012/V、集英社、東京、2008年12月16日 | |
・ | 『福の神と貧乏神』 ちくまプリマーブックス 、ちくま書房、東京、200頁、1998年6月 | |
共著書
・ | (編著) 『妖怪學の基礎知識』 角川選書 、角川學芸出版、東京、2011年4月25日 | |
・ | (編著) 『妖怪文化の伝統と創造―絵巻・草紙からマンガ・ラノベまで』 、せりか書房、東京、2010年 | |
・ | (編著) 『妖怪文化研究の最前線』 、せりか書房、東京、2009年 | |
単獨論文
・ | 「教派神道と宗教者・芸能者」 『シリーズ日本人と宗教 近世から近代へ4 勧進・參詣・祝祭(島薗進・高埜利彥・林淳・若尾政希編)』 、春秋社、2015年3月、pp.176-207 | |
・ | 「入らずの山と鎮守の森―もうひとつの環境思想としての民俗知」 『日本の環境思想の基層―人文知からの問い』 、岩波書店、2012年 | |
・ | 「水の神、水の妖怪」 『人と水』 第8號、人間文化研究機構、2010年3月、pp.20-23 | |
・ | 「日本の庶民信仰に関する二題」 『日本研究論文集・社會・文化史』 、ハノイ國家大學、2010年 | |
・ | 「民俗學から見た表現活動」 『幼児教育 知の探求11 表現芸術の世界』 、萌文書林、2010年 | |
受賞
2013年 | 平成25年秋 紫綬褒章 |
2011年 | 第22回 高知出版學術賞 (『いざなぎ流の研究』 角川學芸出版刊) |
1979年 | 財団法人民族學振興會 渋沢賞 |
所屬學會
・ | 日本口承文芸學會 |
・ | 日本宗教學會 評議員 |
・ | 日本文化人類學會 |
・ | 日本民俗學會 |
・ | 民俗芸能學會 |