內容介紹
藤谷建設の會長綾子は、夫の死後堅実に社業を擔ってきた。先妻の子和正は畑違いの國文學者で、その年若い妻尚子は、一族の青年秋弘との罪の子を妊娠している。素知らぬ顔の和正は、秋弘に源氏物語に関する或る調査を命じるが、驚くべき秘密が判明しかかって…。愛執の悲劇を、王朝物語に託す推理長編。作者介紹
皆川 博子(みながわ ひろこ、1929年12月8日あるいは1930年1月2日 - )は、日本の小説家。父は正心調息法の創始者の醫師で、心霊研究者でもあった塩谷信男。弟に北里大學醫學部名譽教授の塩谷信幸、作家の塩谷隆志。
朝鮮京城出身。東京女子大學外國語科英文學専攻中退。
児童文學作家としてデビューした後、推理小説?サスペンスに転向。1986年、『戀紅』で第95回直木賞受賞。ミステリー、幻想小説、時代小説を主に創作を続ける。 構想10年の末、97年の『死の泉』で吉川英治文學賞受賞。
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